■秋姫の木の葉染め■
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「山神の娘が、自分が一人前であることを父親に証明するために、
一日で山を紅葉させる」と言うお話しを元に作った作品の2作目です。
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昨年、同じお題で作品を作りました。(ちなみに、去年のはこれ)
その作品は、一人前である事を証明しようとする娘神の気の強さを意識して作りましたが、
今回は、別のアプローチで作品を作ってみました。
お話しの中で、娘神は、実に喜々として山を染めておりました。私の印象では、その瞬間だけは
山を染める事を楽しんでいて、父親に認めさせようなんて事は忘れていたんじゃないかな。
と言う事で、今回は虹の色を使って紅葉させる娘神の、
楽しさ・無邪気さ、そう言った物を意識した作品です。